ひとり社長が人手不足になったら

自分のペースで仕事ができるのが、ひとり社長の良いところです。
そんなひとり社長が何かの都合で仕事が手に負えず、誰かの手助けが必要になったら、
どんな方法があるでしょうか。

※2人でのショーが必要になったら…@ディズニーランド(2021)

ボランティア

ボランティアとしてお願いする方法は、事務手続き不要で楽かもしれません。

しかし、ボランティアする側にとって、よほどその仕事にやりがいを感じていたり、また依頼者との関係性がない限り、引き受けてくれるのは難しいでしょう。

依頼する側としても、ただ働きさせてしまうことに抵抗がなければ良いですが、やはりどこか申し訳ない気持ちが残ってしまうのではないでしょうか。

業務委託契約

仕事の成果に対して報酬を支払う約束をするのが、業務委託契約です。

依頼を受けた側は労働者ではなく、指示や命令を受けないため、時間の制約がないのも特徴です。

なお、個人へ依頼した場合、一定の報酬には源泉徴収の必要があります。

雇用契約

業務委託契約と異なり、依頼を受けた側が指示や命令を受けるのが、雇用契約です。

日雇いのアルバイトであっても、雇用契約書や労働条件通知書は必要となり、労災保険も対象となります。一方で、短期間のアルバイトであれば、社会保険や雇用保険は対象外となります。

そして、給与に対する源泉徴収も必要となりますが、日雇いのアルバイトで、「給与所得の源泉徴収税額表(日額表)」の丙欄に該当し、1日の給与が9,300円未満であれば、源泉徴収不要になります。

3つの対策にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、人を雇うことを前提としていないひとり社長には、これらの中では業務委託契約が合っているかもしれません。

■編集後記
ブログ開始から公開が夜になっているのを反省。
睡眠時間が以前より少なくなりがちなため、
早い時間帯の公開を明日から心掛ける。