必要資料と準備期間に気をつける
相続税申告の期限までに必要な資料を集めるには、計画的に行わなければなりません。
何が必要で、準備するのにどれだけ時間がかかるか、始めの確認が肝心です。
※旅先では1日の始まりが肝心@シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(2022)
どんな財産があるか
現金や銀行への預金はどなたでもお持ちですが、例えば貸金庫があったり、他人の名義で銀行に預けた名義預金があったり、いくつもの金融機関に口座を持っていることもあり得ます。
他には、例えば株、不動産、生命保険など、それぞれいくつもお持ちだった場合は、それぞれが相続税の計算上いくらの価値なのかを確認しなければなりません。
亡くなられた方の生前のうちから相続人が把握していれば良いのですが、そうでない場合は財産を探しだすところから始まるので、時間が掛かります。
どんな資料が必要か
例えば銀行への預金であれば、亡くなった日の通帳の残高がわかれば相続税申告自体はできますが、銀行が発行する残高証明書があった方が良いとされています。
その残高証明書は相続税申告書の添付書類として税務署へ提出する訳ですが、銀行が発行する残高証明書は、その銀行にある亡くなられた方のすべての口座が網羅されているため、仮にその金融機関で複数の口座を持っていても漏れがでません。
相続があった口座情報は銀行から税務署へ連絡が行っているので、添付の必要はないとも考えられますが、添付した方が税務署も内容を把握しやすいと言えます。
準備期間はどれくらいか
そして、例えば残高証明書であれば、1〜2週間程度で銀行に発行してもらえますが、複数の銀行へ依頼する場合には、依頼する際に戸籍一式を順番に使うため、さらに時間がかかります。
ただし、詳細は割愛しますが、「法定相続情報一覧図」を使えば時間短縮は可能です。
また、残高証明書の発行により口座は凍結されるので、直近で入出金が見込まれる口座の発行は避けた方が良いでしょう。
預金ひとつとっても、準備するのに注意点はいくつもあります。
亡くなってから相続税の申告までの10ヶ月の間で、計画的に準備をしておきたいものです。
■編集後記
夕方に買い物がてら、何年かぶりに
近所をラン。最近の寒さで冷え切った
体があったまればと願い。継続できるか。
■親育ち日記
防災グッズ集めをしている中で、娘(5)が
ラジオに反応。初めて触ったので興味津津。
親の常識をきちんと説明せねばと感じた。