決算を終えてからが始まり
税理士が行う顧問業務は、毎月の月次顧問や年に1回の決算業務がメインです。
日々の事業の成果がまとまる決算はあくまで通過点として、その先を見据えたいものです。
※着いてからが始まり@POSILLIPO(2023)
月次顧問
業種にもよりますが、経理の仕事は定型的なものが多いので、毎月同じ仕事が多いものです。
同じような仕事であれば、いかに負担をかけずにやれるか。
経営の中で営業を攻めでバックオフィスを守りとするなら、守りばかりという訳にもいきません。
経理は大切な仕事ですが、負担を減らすことを考えたいものです。
税務顧問の税理士も、月次の数字を確認するだけでなく、経理の作業効率にも着目することが大切だと感じます。
決算業務
日々の経理を年間にまとめたものが決算なので、本来は決算業務自体に負担はないはずです。
しかし、日々の経理をやらずに溜め込んでいたら大変。
人間は忘れやすいので、過去の取引の記憶が曖昧になっていたり、書類を探し回りたりと余計に負担が増えてしまいます。
税務申告の期限を気にする必要もあり、一気に作業するとなれば、経理に集中せざるを得ず、他の仕事に悪影響を及ぼしかねません。
その先
決算も大切ですが、1年に1回の大袈裟なイベント扱いにはしたくないものです。
日々の経理がうまくいっていれば、あくまで通過点に過ぎません。
そもそも、経理とは経営管理の略であり、事業の要と言えます。
決算でまとまった数字がわかれば、それを今後の経営に生かすことができます。
営業戦略や資金繰りなど、決算をきっかけに検討し直すと共に、日々の経理の効率化で負担を減らしながら、経営管理の役割を日頃から果たしたいものです。
■編集後記
今年もあと2週間程度。どうやら
後厄だったらしいけど気にせず。
変わらず1日1日を大切にするだけ。