相続税を初めて学ぶなら民法から

相続税を初めて学ぶには、まずは民法の知識を押さえることが必要です。
どのような関係性があるのか、整理しておきたいものです。

※6等分されたピザ@七五三の帰りのランチ(2022)

民法

民法は、人々の日常生活におけるルールを定めた法律です。
5つのカテゴリーに分かれており、その中の1つに相続があります。
相続が発生したことで相続人間で争いが起こらないように、個人間の権利と義務を定めています。

具体的には、相続人の定義、遺産分割の手続き、遺言の有効性など、相続に関する一連の手続きを定めています。

相続税法

相続税法は、財産の移転による経済的な格差を是正する目的で作られており、民法の相続に関するルールを前提として、相続人が支払う税金を定めています。

具体的には、課税対象の財産、財産の評価方法、非課税になる控除の要件など、相続税の計算ルールを定めています。

異なる扱いを押さえる

相続税法を初めて学ぶなら、民法の理解がまずは必要です。
その上で、相続税と民法の異なる扱いを押さえていくことで、相続税の理解が深まります。

異なる扱いは例えば以下の通り。
・養子の数(民法に上限なし)
・相続放棄(民法でははじめから相続人でなかったことに)
・民法上は相続財産でないけれど、相続税法上は相続財産
(「みなし相続財産」と言われ、死亡保険金や死亡退職金など)

書籍やネットで基本的な情報は集められるので、体系立てて関係性を押さえながら、それぞれの理解を深めたいものです。

■編集後記
新聞を読まなくなったので、プロ野球パ・リーグの優勝を
大分時間差で知ることに…。知らなくても、全く不自由が
ないことを再認識。NFLは唯一の楽しみだから要チェック。

相続

Posted by スティッチ