繁忙期との向き合い方
税理士にとっての繁忙期は12月の年末調整から始まり、3月決算の申告を終える5月までが一般的。
ただただ周りに流されるのか、繁忙期との向き合い方を考えてみてはどうでしょうか。
※舟をこぐゴンドリエに身を任せる@ヴェネツィアン・ゴンドラ(2022)
流されたら
昨日27日(土)まで仕事で、今日から年末年始の休みという方が多いのではないでしょうか。
年明け6日(月)から仕事がまた始まり、税理士は繁忙期真っ只中の人もいるでしょう。
1月は12月の年末調整の仕事が続き、個人の確定申告の対応が始まる時期です。
3月の申告期限まで2ヶ月半続き、並行して税務顧問や相続税申告の対応もあり得るでしょう。
3月後半からは、3月決算の法人の相談対応や、法人税の申告が始まります。
それが5月まで続くので、繁忙期は半年にも及びます。
流されないには
繁忙期はなければない方が良く、そのためには仕事の時期を分散させなければなりません。
例えば、年末調整は12月に完了させ、個人の確定申告も数字を事前にまとめておくこと。
レシートや領収書をイチから会計ソフトに入力していったら、終わるものも中々終わりません。
お客様の理解を得て、ご自身でデータをとりまとめてもらうことができれば、負担は減らせます。
ひとり税理士や事務所の経営者であれば、法人の決算期が固まらないよう顧問を受ける段階から調整したり、個人の確定申告のボリュームも調整したいものです。
向き合い方
気合いで乗り切る方や、そういうものと無理に思い込ませようとする方もいるでしょうが、自分に正直に生きたいものです。
無理をしても長くは続かないでしょうし、ボロも出るものです。
たとえ今回の繁忙期を忙しくしたとしても、次回は改善できるように種をまくことはできます。
右から左に流すだけでなく、少しでも立ち止まり自分の頭で考える。
そうすることで、自分自身の成長につながることができるでしょう。
■編集後記
娘(5)の歯が今日初めて抜ける。
散々友達のを見届けているので、
至って冷静。人から学ぶの大事。