隠れた長所
一般的な特徴に隠れた、思わぬ長所があったりします。
関心がなかったものほど、見つけたときのインパクトはあるかもしれません。
※隠れミッキーがいるかも@ディズニーシー
生命保険
万が一があったときに備えるための保険。
税務上は、生命保険料控除や死亡保険金の非課税枠の優遇があるものの、
保険会社に勤務するまで、保険に対するそれ以外のプラスイメージはありませんでした。
ましてや独身当時、「親のために自分の葬式資金を用意したら?」と営業されても、
全く響かなかったのは、言うまでもありません・・・。
遺産分割
保険が活用される機会が多いのは、やはり相続があったとき。
相続財産は相続人同士の話し合いで山分けしたり、遺言で特定の人が受け取る場合があります。
前者の話し合いを「遺産分割協議」と言いますが、その対象外とされるのが死亡保険金。
保険金の受取人が優先的に財産を受け取れるという意味では、遺言と同じ効果があると言えます。
他の相続人の相続財産と大きな差がある場合など、協議の対象外とならないケースもありますが、
家族以外も含め、特定の人へ優先的に財産を遺せることは、基本的な機能とされていながら、
一般の人にはあまり知られていないのではないでしょうか。
食わず嫌い
自分の場合は仕事を通して保険の知識を得ることができましたが、その仕事をしていなかったら、
保険のイメージは独身当時のままだったかもしれません。
税理士として相続税を仕事にするなら、保険の知識は必須と言えるくらい重要なものなので、
今となってはとても良い経験ができたと感じています。
興味を持ったことに突き進み、苦手なものには一切関わらない。
そんな極端な生き方もあるでしょうが、自分が求めるもののヒントが、意外なところに隠れている
かもしれません。
苦手だったり関心のないことでも食わず嫌いをせず、ゆるくても良いからアンテナを張って、
そこからヒントを得られるような、余裕を持っておきたいものです。
■編集後記
今日は娘が保育園の行事で老人ホームを慰問。
99歳のおばあちゃんと話してきたようで、興奮して帰ってきました。
逆の立場で90近く歳下の子と話したら、やっぱり喜ぶでしょうね。50年後の楽しみです。