土地の価格は複数種類
土地の値段が上昇しています。
いろんな指標があるので、きちんと使い分けられるようにしたいものです。
※16貫どれも美味い寿司@札幌(2016)
指標は4種類
・実勢価格(市場価格)
・公示価格(国土交通省が公表する価格)
・相続税路線価(国税庁が公表する相続税の基準となる価格)
・固定資産税評価額(各市町村が公表する固定資産税等の基準となる価格)
それぞれ価格の目安はこちら。
実勢価格:1.1 > 公示価格:1 > 相続税路線価:0.8 > 固定資産税評価額:0.7
使い分け
実勢価格は、過去の売買価格や近隣相場を参考にしますが、売り主の一存で決められます。
公示価格は、土地取引の指標とされていますが、実際の売買価格である実勢価格の方が1割くらい多い傾向があります。
相続税路線価は、土地が相続税の対象になった場合の評価額であり、公示価格が下振れしたときに備えて公示価格の2割減になっていると言われています。
固定資産税評価額は、固定資産税、都市計画税、不動産取得税、登録免許税などの基準価格であり、相続税評価額よりも保守的な評価として、公示価格の3割減とされています。
相続税評価
土地の相続税評価は、道路に価格がついた路線価と、路線価が設定されていない地域で利用される倍率表に基づいた評価額の大きく2つに分けられます。
形によって評価額が少なくなる場合もあるため、相続人自身で計算するのではなく、税理士などの専門家へ評価額を計算してもらうのが一般的です。
現金を土地に換える相続税対策もありますが、節税ありきで本来の目的を失わないようにしたいものです。
■編集後記
遊びのためにとあるネット予約を朝方行い、
無事に完了。クリックの一瞬の差で過去2度
失敗していたので、3度目回避は感無量。