税理士の差別化
税理士として生き延びるためには、自分の生きる道を定めなければなりません。
これからの時代を生き抜くためには、どんな戦略が必要なのでしょうか。
※他と全く同じじゃつまらない@自転車屋さん(2023)
税理士の仕事
税理士の仕事は大きく分けると3つあります。
① 記帳代行&決算申告書の作成
② コンサルティング
③ 税務調査対応
多くの税理士が関わっているのが①であり、仕事の中の比重も大半を占めているはずです。
ITなどで効率化を図れる仕事であり、顧客も税理士も手間はなるべくかけたくないでしょう。
価格競争に巻き込まれやすい仕事でもあり、いわゆる丸投げをされ、顧客の負担を減らし税理士が一手にその負担を受ければ、消耗戦になってしまいます。
一方でコンサルティングは、例えば相続税対策で、生前贈与や売却による資産整理など、税理士の知識と経験を活かせる仕事です。
持っている税務の専門知識が活きてくるので、差別化がしやすい仕事と言えるでしょう。
税務調査対応は、特に国税OBの税理士が強みを発揮しやすい仕事ですが、コンサルティングと同様に知識と経験が活かせる仕事です。
税理士の将来
税理士の受験生が年々減っていると言われており、また高齢の方が多い業界でもあるので、若さがあれば、それだけで一つの武器になります。
ITやAIが今後また発達すれば、①の仕事の負担は軽減され、より②や③の力が問われるとも考えられます。
税理士としてこれから長く働きたいと思うなら、①に時間をかけ過ぎずに、②や③の能力を挙げられるように鍛えていくのが良いかもしれません。
目指すところ
例えば自分の場合、生保会社勤務時代に保険税務の専門知識は得られたので、それをコンサルティングで活かすことや、非営利法人の税務実務を強化中のため、それもコンサルティングで活かせるようにしていくことが差別化に繋がると考えています。
①の仕事は安定的な売上に繋がるので、はじめから関与しないというのは、リスクがあるかもしれません。
いまの生活を取るか、将来も見据えた行動を取るか、どちらか一つではないので、バランスを考えて取り組みたいものです。
■編集後記
娘が来春から小学生のため、今のうちに
行っておいた方が良い場所や遊びを考え中。
遠出も何回か計画したい。